Starry Days

競馬のこと、一口馬主のこと。

【現在の出資馬】 14年産(現5歳世代)→ディメンシオン/クレッシェンドラヴ 16年産(現3歳世代)→グランソヴァール/ストームハート/エレナレジーナ 17年産(現2歳世代)→パーフェクトラヴ/キャッツアイ/アレアシオン/スノージュエリー 18年産(現1歳世代)→ゴッドフロアー'18/ステラリード'18/スイートマカロン'18

出資馬リスト2021②明け2歳・関西馬編

  

出資馬リスト2021、続いては未だ募集馬名での表記となる明け2歳勢。

 

出資頭数は東西合わせて6頭と過去最多で、14年産世代に続く次代の主力世代としても力が入る若駒たちです。

 

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まずは昨年のJRA賞調教師部門で3タイトルを獲った矢作芳人厩舎から、ロードカナロア産駒のステラリード'19

 

産駒の度重なる頓挫を乗り越えてようやく日の目を見た母ステラリードの仔で、1つ上のカイザーノヴァがOPクローバー賞1着と重賞での掲示板2回、2つ上のパラスアテナはGⅢ紫苑Sの2着→GⅠの秋華賞でも4着と兄姉の重賞~GⅠでの活躍が目立つなど、クラブのアワブラッドの中でも出色の成績を上げる系統の出自。

 

ロードカナロア×BMSスペシャルウィークの組み合わせではダートで使い出してデビュー2連勝としたのち3歳夏にGⅢ中京記念を制したグルーヴィットのように芝ダを問わずマイル以下のレースを主戦場とする馬が最大勢力となりますが、同じ組み合わせの中からは最大の大物としてサートゥルナーリアが出ており、ポテンシャル次第で9F10Fの競馬は十分に克服してくれそう。

 

そしてもちろん、昨年のリーディングトレーナーにしてクラブとの相性も上々な矢作芳人厩舎の管理馬というのもセールスポイントで、前出のカイザーノヴァを2歳夏のOP勝ちに導いた厩舎と外厩のタッグは本馬の行く先を考えるうえでも心強い限りです。

 

 

続いては矢作芳人厩舎のもう一翼、キズナ産駒のミスペンバリー'19

 

こちらも同じくクラブと相性の良い厩舎、そしてディメンシオンの3/4同血という血統背景もあり、募集開始早々に満口となったのは記憶に新しいところ。

 

母系の話については過去に幾度も触れてきたので省きますが、募集受付の終了後も半兄パンサラッサがOPクラスで好走を続け、上記のディメンシオンも引退レースとなったGⅢキーンランドSを3着として更なる賞金加算を置き土産に次のステージへと進むなど、高齢になっても母ミスペンバリーの活力は衰え知らず。

 

そこに再び相性の良いディープの血が入って管理するのがリーディングトレーナーとなれば一定以上の成功は約束されているとすら思えますから、偉大な兄姉たちと同様に本馬にも大舞台での活躍、そして一族悲願のタイトル奪取を期待したいと思います。

 

 

 

3頭目は高柳大輔厩舎所属のダンカーク産駒、スイートマカロン'19

 

何と言ってもお馴染みの賢母スイートマカロンの仔にして現役では明け5歳のグランソヴァールと同3歳のキャットウォーク、過去の出資馬ではゼロカラノキセキパワーバンドキャッツアイの下に当たり、中でも出世頭となるグランソヴァールの全弟という、安定感のある出自が魅力的な一頭ですよね。

 

実際、上記の半兄半姉は育成段階で大きな頓挫のあったパワーバンドを唯一の例外としてデビュー済の全馬が勝ち上がり、これに非出資だった長兄デストリーライズを足してのクラブ所属馬の中央勝ち上がり率4/5=80%という数字は驚異的の一言。

 

直近の出来事で見ても種牡馬成績で苦戦が続くスピルバーグとの間にキャッツアイを出してきたのは母の名声を更に高める出来事だったと思いますが、そのキャッツアイを含めて母の産駒は多くが脚元の問題による頓挫を経験するか競走生活からのリタイアを余儀なくされており、これは本馬の行く先に向けても大きな懸念材料の一つとなる部分。

 

そういった意味では、本馬は(現状まだ大きな頓挫の無い)全兄グランソヴァールとの比較でも「馬格が一回り小さい分、全体的なまとまりが良い」ということですので、この違いが脚元への負担の軽減、あるいは素軽さや器用さといった長所に転じてくれるのではという期待もありますから本馬には兄弟初のOP入りを見据える全兄を筆頭とした優秀な兄姉たちに勝るとも劣らない、砂上での大活躍を見せてもらいたいと思います。

 

 

そして最後に4頭目、奥村豊厩舎所属のメイショウサムソン産駒・レディバウンティフル'19

 

本馬への出資理由は「メイショウサムソンの産駒に出資してみたかったから」というシンプルなものとなりますが、最近ではこの父の仔が一口クラブで募集されること自体が少なくなってきている中でのサプライズ募集、そのうえ自家生産馬の重視を是とする私自身の方針にも嵌まるという、個人的にはまさしく僥倖な巡り合いでした。

 

そんな本馬レディバウンティフル'19ですが、自身が父メイショウサムソン×BMSスペクトラムという組み合わせから基本的には古風な芝馬、晩成パワー型の芝中距離馬というイメージ。

 

そも2代母となるハーレイディシップはGⅠ仏オークス2着・GⅡオペラ賞3着の一流馬、日本でもメジャーエンブレムの三大母になっているという牝系で、実のところ「ハーレイディシップの仔にレインボウクエスト(直仔)→オペラハウス(直仔)」という配合はメジャーエンブレムの母キャッチータイトルと瓜二つであり、おそらくは狙っての配合なのでしょう。

 

そのキャッチータイトルは牝馬ながら中央芝10F~11Fで4勝を挙げてオープン馬に上り詰めた活躍馬でもあり、総じて父母の名前は地味ながら(失礼)決して侮れない配合馬だと思いますので、世代の大穴候補としての期待は大。

 

他方、管理する奥村豊調教師は(他のクラブでの話になりますが)募集総額1600万円のディアンドルで重賞Vを含む5勝を挙げて1億円以上の賞金を積み上げ、更には650万円で募集されたロードアクシスを中央4勝からのOP入りに導き回収率1200%Overという数字を叩き出すなど、一口クラブの馬、それも決して高くない価格帯の馬との相性も上々。

 

であれば過去の出資馬たちの中でも最小の値となる400万円という募集総額がそのまま本馬に対する評価や期待値となる事は無いと思えますし、また前出のように血統・厩舎・生産場と重要な部分には納得のいく名前が揃っている事もあり、これで血統の字面だけを見られて時代錯誤的だと侮られるようなら面白い存在になり得るのでは、と密かに期待している一頭です。