(広尾サラブレッド倶楽部様より許可をいただき、公式サイトの情報を転載しております)
パーフェクトラヴ
19.11.08
本日、競走馬登録を抹消いたしました。なお、出資会員の皆様には詳細を書面にてお送りいたしますので、到着まで今しばらくお待ちください。皆様からのご支援、ご声援に対しまして心より御礼申し上げますとともに、疾病による早期での引退となりましたこと、深くお詫び申し上げます。
「発症直後の状況とは異なり、未勝利戦の番組があるうちに治療を終えられる見込みが立たなくなってしまいましたので、島上牧場で北海道への輸送に耐えられるコンディションを整えてあげた上で繁殖入りさせることになりました。能力がある馬だと思っていただけに、何とか復帰させてあげたかったのですが・・・残念です」(高柳大調教師)
屈腱炎の発症と進行によって現役引退の方向性が決まっていたパーフェクトラヴが、8日付けで正式に中央競馬の競走馬登録を抹消。
そして本日、クラブからの通知書類も手元に届きました。
その血統背景や身のこなしから、個人的には同世代の出資馬たちの中でも随一という表現が過大にならないほどの期待を寄せており、実際に日々の調教や(結果的に)生涯唯一となった実戦で能力の一端を示してくれていたパーフェクトラヴ。
それだけに、このような形で現役生活にピリオドを打つことになってしまったのは重ね重ね残念であり痛恨の一言ですが、こればかりは仕方のないことと受け止める他ありません。
幸い、この後は「繁殖入りさせる」方向で動いているという事で、繁殖牝馬という次のステージで第二の馬生を送ることが出来るようでもありますから、これからは母として潜在能力の高さを引き継いだ良駒、自身の無念を晴らしてくれるような仔をターフに送り出して欲しいもの。
また、兄クレッシェンドラヴからは繁殖入りにあたってブラックタイプの拡張と「重賞馬の妹」という勲章の付け届けもあり、これをもって自身の繁殖価値の向上が見込めるというのも何よりのこと。
とはいえもちろん、最後に問われるのはパーフェクトラヴの母としてのポテンシャルという事になりますから、まずは1日も早くの治癒と快復を祈りつつ、その先での産駒の誕生やターフでの活躍、ひいてはパーフェクトラヴの繁殖牝馬としての成功を、あらためて大いに期待したいと思います。