Starry Days

競馬のこと、一口馬主のこと。

【現在の出資馬】 14年産(現5歳世代)→ディメンシオン/クレッシェンドラヴ 16年産(現3歳世代)→グランソヴァール/ストームハート/エレナレジーナ 17年産(現2歳世代)→パーフェクトラヴ/キャッツアイ/アレアシオン/スノージュエリー 18年産(現1歳世代)→ゴッドフロアー'18/ステラリード'18/スイートマカロン'18

出資馬出走結果(9/8)ディメンシオン、値千金の2着粘走

 

先週日曜日の中山競馬メインレース・9月8日(日)中山11R GⅢ京成杯オータムハンデキャップ(芝1600m、ハンデキャップ競走)に出走したディメンシオンは2着でした。

 

 

(広尾サラブレッド倶楽部様より許可をいただき、公式サイトの情報を転載しております)

 

 

ディメンシオン

 

19.09.08


差のないスタートから、好位3~4番手に位置。直線に向いて懸命に逃げ馬を追いましたが、その差は縮まらず、結果2着での入線となっています。


「この馬場と枠順を考慮して、積極的な競馬をしました。テンに出して行った割には最後まで踏ん張ってくれて、後続は封じ込めたのですが、前に1頭いましたよね…。今日のところはこちらも強い競馬をしていますし、頑張ってくれていると思います」(北村宏騎手)


「調教師の指示により、今日は前々で競馬をしようと。鞍上もうまく乗ってくれたんですけどねぇ…。ハンデ戦とはいえ、よく頑張ってくれました。これだけの競馬ができるのは力をつけている証拠ですし、輸送後の滞在で前走よりもテンションが高かったにもかかわらず、ギリギリ我慢が利きましたからね。そういった面でも成長しているのだと思います。もちろん勝ちたかったですが、この2着は個人的には嬉しいです」(田代助手)


◆開幕週の馬場を考えて鞍上はうまく乗ってくれましたし、馬自身も最後までよく頑張ってくれており、普通であれば絶好位から勝ち負けの競馬。今日のペースで逃げ切られては、もうどうすることもできません。なお、このあとは、「レコード決着の2着と目一杯に走ってきましたので、まずは帰栗後の心身の状態を注視して慎重に考えていく」(厩舎陣営)方針となっています。(HTC)

 

 

まずまずのスタートを切ると押しながら出していき、二の脚も付いたことで今回は序盤からポジションを取って競馬を展開。

 

逃げ馬の直後に入ったところで少し下げ、2番手集団の中ほどにつけて2コーナーに入っていきます。

 

そこからバックストレッチに向いても前の馬、特にハナを切ったトロワゼトワルは2F目から10.6ー10.4ー10.9という猛ラップを刻んで後続をどんどん引き離していき、今度も馬群は縦長に。

 

そんな中でディメンシオンは前の2頭がポツンポツンとなっている後ろ、3番手の外をキープしつつ、徐々に前との差も詰めながら3-4コーナーへと入っていきます。

 

そこからコーナーワークで内のジャンダルムが外に出そうと寄ってくるシーンがあったものの、しっかりと抵抗して走りを乱されずに距離ロスも防ぎ、逆に内を締めるようにしながら直線へ。

 

そこから追い出されても反応を見せて一度前に出られたジャンダルムを再度抜き返し、2番手を進んでいたプールヴィルも交わして更に前へと迫ろうとしたものの、先頭を行くトロワゼトワルとの差はこの時点でも未だ5馬身6馬身とあったうえ、脚色も衰えないままでその差も中々詰まりません。

 

それでも伸び脚をしっかりと使い続けて後続の追い上げは封じ、直線入り口から最後まで併走状態だった内のジャンダルムも退けてゴールイン。

 

結果、勝ち馬と0秒6差の2着(5番人気)でレースを終えています。

 

 

…という事でディメンシオンのレース回顧ですが、今回もまずはパドックの気配から。

 

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身体の作りは(中3週での再輸送の影響も受けたか)前走比-8㎏という数字の変化があっても特に問題ないように思えましたが、それとは別にメンタルの部分、入れ込みの激しさという面ではかなりのものがありました。

 

まあ、このくらいであればディメンシオンにとっては平常運転と言ってしまえばそうなのですが、今までとは見違えて見えた前走時、3週間前の新潟での落ち着きは何だったんだ、というテンションになっていたのは間違いのないところかなと。

 

もちろん「前回の気配が良すぎた」と言えばそれまでなのですが、今回は馬自身が目に見えてチャカついていて発汗も目立ち、またここは牡馬相手の重賞戦で地力全開の競馬が求められていたことからも、正直なところ今回これでは厳しかろう、というのが率直な印象だったのですが…

 

確かに馬場や斤量の恩恵はあり、またペースが流れて追走のリズムが良くなった部分もあったとはいえ、これだけテンションが高くても本番に行けば平然と上位に来る、どころか芝1600mの世界レコードに近い時計で駆け抜けていくのですから、やはり我らがディメンシオンはあらためて凄い馬、普通では無い馬なのだな、というのがレースを終えて最初に出た感想。

 

そしてまた、(パドックでの姿に対してある程度は耐性がある)出資者が贔屓目に見てこれなのですから、他の各所でのパドック評は言わずもがなで、「この気配で2着に来るとは、正直ちょっと驚いた」という解説者の方のレース後の談、これが当日のディメンシオンの様子を端的に表す一言だったのではないでしょうか。

 

 

一方、レースに行っての競馬内容としては「前目のポジションを意識しながら出していきつつも、折り合いを欠かずにリズム良く運ぶ」という、理想的なレース運びが出来たのも良かったなと。

 

もちろん、ここから更に1着と2着が入れ替わっていればサマーマイルシリーズ優勝の栄誉を受けていたという事もあって悔しい思いが無い訳ではないのですが、馬場と軽斤のフルに生かして単騎大逃げの形から世界レコードで駆け抜けた勝ち馬トロワゼトワル、あれはもう最初からどうしようも無かったというか、ある意味別のレースを走っていたようなものでしたからね。

 

となれば今回取ってきた2着という着順は先週のレースでディメンシオンが取り得た中で最も高い着順だったようにも思いますし、また正直なところ前走と同じように後方から差し込むような競馬をしていたら今回はどこにも居なかったようにも思いますので、これはもう馬場コンディションを見て先行策を採った陣営、そしてそれをしっかりと形にした鞍上の北村宏司Jの勝利(2着でしたが)だったのではないかな、というのがレースを終えての個人的な印象でしょうか。

 

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さて、先週のレースで出資馬としてはGⅢ七夕賞で2着に入ったクレッシェンドラヴに続いての重賞連対を、そして自身としてもオープン昇格後初となる賞金加算を、それぞれしっかりと叶えてくれたディメンシオン

 

これで一頓挫によって見学に終わってしまった春の鬱憤をある程度には晴らし、また持っているポテンシャルの高さをあらためて示してくれたというのも嬉しい事なのですが、何よりここでの2着確保・本賞加算は(昨秋のトルマリンSの賞金倍増がそろそろ効かなくなるタイミングだった事もあって)確かな収穫で、この先の事を考えていく上でも大きな意味を持つ、本当に値千金のもの。

 

もちろん内容的にも今後の競馬、重賞戦線での活躍の手応えをあらためて掴めた一戦になってくれたと思いますので、その手応えを形にするためにもまずは激戦続きだった今夏の疲れをしっかりと癒してもらい、心身のリフレッシュを済ませたうえで来たる次走でのタイトル奪取を、そしてその先に待つ大舞台への挑戦を、それぞれ大いに期待したいと思います。

 

 

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