Starry Days

競馬のこと、一口馬主のこと。

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出資馬出走結果(8/11)ディメンシオン、力見せるも悔しい惜敗

 

先週日曜日の新潟競馬メインレース、8月11日(日・祝)新潟11R GⅢ関屋記念(3歳以上オープン・芝1600m)に出走したディメンシオンは4着でした。

 

 

(広尾サラブレッド倶楽部様より許可をいただき、公式サイトの情報を転載しております)

 

ディメンシオン

 

19.08.11


互角のスタートから、前半は中団馬群の一角。直線を迎えて外めから末脚を伸ばしましたが、ゴール前わずかに及ばず、結果4着での入線となっています。


「今日はイレ込みも大丈夫そうでしたし、馬の雰囲気も良好。スタートを決めて、モタれることなく上手に走ってくれていましたよ。新潟の外回りですから、あまり早めから動いて行くのもどうかと。直線で一瞬オッと思いましたが、最後は脚色が一緒になってしまいました。牝馬同士であれば、さらにやれるのではないでしょうか」(戸崎騎手)


「休み明けの前走はもうひとつでしたが、今回は順調にきていましたし、体が減ることもなく終始落ち着いており、スタートも良かったですからね。これくらいはやれてもおかしくないでしょう。ペースが上がったところで折り合いに専念し、無理はしなかったみたい。それに男馬との差もありましたでしょうか。もう少しでしたが、よく頑張ってくれていると思います」(田代助手)


◆ここを目標に出来良く仕上がっていましたし、落ち着いた状態でレースに臨めたこともあり、最後の直線では見せ場たっぷりの善戦。惜しくもコンマ1秒差及びませんでしたが、牡馬相手の重賞で着順を上げる頑張りを見せてくれました。なお、このあとは「帰栗後の状態を見て考えます」と厩舎陣営。ここまできたからには、何とか重賞を獲らせてあげたいところです。(HTC)

 

 

まずまずのスタートから出たなりで進んでいき、序盤は中団から。

 

そこから行く馬を行かせて前に壁を作りつつ、中段後方の外目につけて3-4コーナーを回ります。

 

また、レース後の戸崎Jのコメントにもあるように今回は追走のリズムも良く、ヒートアップして口を割るような所もあまり見せずに、消耗を抑えたままで勝負どころへ。

 

そのまま外回りの長い直線に向くと馬群の大外に持ち出され、手応え良く進出を開始。

 

そこから追い出されると自慢の決め脚を発揮して内の各馬を飲み込んでいき、また内回りとの合流点を過ぎてラストスパートに入ると、併走状態になっていたサラキアをも競り落として前へと迫ります。

 

これで後は前を行くソーグリッタリング・ミエノサクシードの2頭を捕らえるだけという競馬になり、待望の重賞制覇の瞬間が訪れるかと思われましたが、日本一の長い直線で後方大外から脚を使い続けた事もあってか伸びが鈍り、粘る2頭に迫りながらも交わせそうで交わせない感じに。

 

そこへ更に後方からミッキーグローリーが一気の差し脚をもって強襲、前で競り合っていた3頭をまとめて交わしたところがゴール板。

 

結果、ディメンシオンは勝ち馬から0秒1差の4着という結果でレースを終えています。

 

 

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・・・ということで、昨冬以来の重賞再挑戦となったディメンシオンのGⅢ関屋記念への挑戦は、何とも複雑な4着(8番人気)という結果に終わりました。

 

さて、ここからはレース回顧のコーナー(?)ですが、まず最初に触れたいのがパドックでの気配。

 

これまでディメンシオンと言えばパドックやレース中にチャカついたり入れ込んだりと、控えめに言って落ち着きのないタイプ、ヒートアップして余計な消耗をしてしまうのがデフォルトの馬というのが周囲の評価であり実像でもあったと思いますが、今回は馬体の張りも気持ちの落ち着きも申し分なく、特に後者の部分には非常に驚かされました。

 

実際、現地のパドックから「今までで一番良いくらい」と発信していたように、出資者贔屓を抜きにしてもこれまでとは違って見えるレベル、心身のバランスや感じられる気配、馬の具合といった部分では過去最高と言えるレベルのものがあったと思います。

 

そして、そこから集合合図が掛かって戸崎Jが騎乗しても気持ちが乱れるようなことが無く、馬場入りを経てレースに行ってもなお平常心を保つことできた事が前述のようなリズムの良い追走と落ち着いたレース運びの実現に繋がった、というのは衆目の一致するところでしょう。

 

今回これだけのデキ具合を、それも心身のバランスをしっかりと整えながら実現できた事には久々の前走を使ってガス抜きが出来ていたこと、暑い時期に調子を上げてくるタイプということなど様々な要因があったと思いますが、いずれにしてもここに照準を定めて馬を作ってきた藤原厩舎方々の手腕、陣営の持つ厩舎力に依る部分は大きかったのではないかな、と思います。

 

 

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さて、そこからレースに行ってのパフォーマンスについてですが、これはもうはっきりと強い競馬、非常に中身の濃い競馬を見せてくれたと思います。

 

前出のように道中はリズム良く追走して直線に向いても手応えは十分、そこからラストスパートに入って重賞実績馬を競り落とし前に迫ったところでは一瞬やったかと思わせるシーンもあり、悲願のタイトル奪取まであと一歩という所まで近づくことが出来たわけですからね。

 

残念ながら、そこからは前を行く2頭と「同じ脚になってしまった」ということではありますが、そも四角最後方から追い込んできたロードクエスト、同じく自身の更に後ろから差してきた勝ち馬ミッキーグローリーに次いでメンバー中単独三位となる3F=32.5の脚を使って届かないのであれば仕方ないというか、そこに至るまでの位置や進路の取り方といった部分の差が最後に出てしまったのかな、という気はしますでしょうか。

 

そんなわけで、レース前の下馬評の低さ(単勝オッズ19.1倍)を考えると大健闘と言えるレースだったかなと思える一方、あそこまで行ったのなら(勝ったミッキーグローリーは別格だったとしても)前の2頭を交わして賞金を加算するところまでは行きたかった…という思いがあるのも正直なところで、レース直後は嬉しさと悔しさが同居する、何とも複雑な気持ちのまま地面に座り込むことになりました。

 

 

ともあれ、これまでもディメンシオンがOPでも戦える馬、重賞でも勝負になる馬だということは(少なくとも出資者や陣営としては)周知の事実だったとは思いますが、これまで形として出せる重賞実績を「牝馬限定のハンデGⅢで0秒2差5着」しか持っていなかったのも事実で、それが今回牡馬相手の混合戦、それも別定重量のレースで勝ち馬と0秒1差の4着に来ることができた、というのは間違いなく収穫だったかなと。

 

また、二か月前の米子Sで先着を許した2頭にしっかりと借りを返してくれたのも嬉しい限りで、難しい部分が出てくると前走のような事もある一方、実力さえ発揮することが出来れば重賞にも手が届き得る存在だということを再確認できた一戦だったと思いますし、またレース後の談から同じように厩舎陣営、そして鞍上の戸崎Jも今後に向けての手応えを掴んでくれた様子。

 

馬の気配からしてもいよいよ円熟期を迎えた感があって今後の楽しみは広がるばかりですから、まずは厩舎に戻って激戦の疲れをしっかりと癒してもらい、そのうえで来たる次回は今回を更に上回るような内容と結果を、そして待望の重賞タイトル奪取を、それぞれ大いに期待したいと思います。

 

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