先週の土曜阪神7レース・3月30日(土)阪神7R 4歳以上500万下(D1400m)でに出走したフッフールは16着でした。
(広尾サラブレッド倶楽部様より許可をいただき、公式サイトの情報を転載しております)
フッフール
19.03.30
ポンとスタートを切り、先手を主張しハナを奪って行ったものの、直線に向いて失速。結果16着での入線となっています。
「今日はテンからずっと競られましたし、久々のレースということもあって息切れしましたが、いいスピードがあり、中央でもハナに行けるのですから、悪くはないですよね。やはり短めの距離に使っていった方がイイのではないでしょうか」(小崎騎手)
「言うほど速いペースではなかったものの、結果的には前が止まる流れでしたし、2頭でやり合う形になり、息が入らなかったのもツラかったです」(小崎調教師)
◆今回は直線でぱったりと止まってしまったものの、中央の500万クラスに入ってもハナに行けるスピードがあるところは見せてくれました。なお、このあとは、思いのほか馬体重が減っていた(-20kg)ことですし、「いったん放牧を挟んであげる方向で。上がりの様子を見ながら次を検討していく」(師)予定となっています。(HTC)
好スタートを切ると先行態勢を取り、鞍上の出ムチにも応えて先行争いに参加。
そのまま内外の馬を抑えてハナを奪ったものの、先頭に立ってからも外のトルネードアレイが譲らず「2頭でやり合う形」になってしまい、この2頭が後続を3馬身ほど離しながらレースを引っ張ることになります。
結局この争いは3コーナーにまでもつれ込み、残り800mでようやく単騎の形になったものの流石に消耗が激しく、また後続が早めに差を詰めてきたこともあって直線を待たずして残り600m地点で早くも鞍上の手が動き始め、直線入り口で早々と失速。
最後には馬群からも離され、結果勝ち馬から4秒3差の16着でレースを終えました。
…ということで、フッフールの中央競馬への再転入戦は、堂々の最下位となる16着(15番人気)という結果になりました。
付けられた着差はブービーの馬とすら10馬身差、時計差で見ると勝ち馬からは4秒以上離されての最下位と、文句無しの大敗。
ただ、そんな中でも中央500万クラスでも通用するだけのダッシュ力とスピードを持っているところは見せてくれましたから、その後の失速ぶりはともかく、後方侭で終わるよりは余程良いレースだったかなと思います。
加えて今回は中央競馬への再転入初戦にして不得手に思える舞台設定での混合戦、おまけに馬体重は前走比ー20㎏で過去最低値を更新と、戦前の不安がそのまま形になってしまったような厳しい一戦で、更にレースに行っては息の入らない展開になってしまうなどツキもありませんでしたからね。
そんな中で、前出の通り(着順・着差は置いておくとして)「いいスピードがあり、中央でもハナに行ける」ところは見せてくれましたから、ひとまずダートならローカルの5F戦、あるいは芝の短いところを使っていけばもう少しくらいはやれるんじゃないかな、という程度の感触は掴めたかなと。
もちろん、着順や着差を考えると次回次々回に向けて強気にはなれず、今後もしばらくは厳しい戦いが続いていくかとは思いますが、元より厳しい立場にいるのは承知の上ですから、今回の経験を活かして次は1つでも上の着順を取って来られるよう、まずはリフレッシュと馬体回復に勤しんでもらいたいと思います。