Starry Days

競馬のこと、一口馬主のこと。

【現在の出資馬】 14年産(現5歳世代)→ディメンシオン/クレッシェンドラヴ 16年産(現3歳世代)→グランソヴァール/ストームハート/エレナレジーナ 17年産(現2歳世代)→パーフェクトラヴ/キャッツアイ/アレアシオン/スノージュエリー 18年産(現1歳世代)→ゴッドフロアー'18/ステラリード'18/スイートマカロン'18

出資馬出走結果(3/24)鮮やか差し切り!クレッシェンドラヴ、強敵撃破でオープンへ!

 

先週末の日曜中山10レース・3月24日(日)中山10R 美浦ステークス(4歳以上1600万下・芝2000m)に出走したクレッシェンドラヴは1着でした!

 

 

(広尾サラブレッド倶楽部様より許可をいただき、公式サイトの情報を転載しております)

 

 

クレッシェンドラヴ

 

19.03.24


スタートひと息でもあり、道中は後方から2頭目。3角よりジワッと押し上げ、外めを回って直線を迎えると、ゴール前きっちりと差し切り先頭ゴール。待望の5勝目を挙げています。


「前走は内でハミを噛んでしまい、出すに出せませんでしたからね。今回はこの馬のリズムで競馬をし、徐々にギアを上げていく形。今日なんかは直線で内外が離れていましたので、あれでも遊び遊び走っていたわけですが、馬体を併せれば強いのは分かっていましたし、実際に併せれば交わせるとの思惑通り、最後はきっちり差し切ってくれました。前走も結構な相手関係でしたけど、今回はそれを上回るメンバーを相手にこの強い競馬。この先、重賞でも面白いのではないでしょうか。陣営や馬主さんが我慢をしながら大事に使ってくれた結果だと思います」(内田騎手)


「鞍上の好騎乗にも助けられ、自分から動いて行き、最後はきっちりと差し切る着差以上に強い競馬をしてくれました。少頭数だったとはいえ、先々はオープンでも走ってきそうな馬たちがいる中で、それらを力でねじ伏せての勝利ですからね。ものすごく収穫になりました」(林調教師)


◆この馬なりに落ち着きがありましたし、濃いメンバーを相手に、勝ちに行って力でねじ伏せる内容ある競馬。待ちに待ったオープン馬の仲間入りとなりました。なお、このあとは「馬の状態を確認しながら」調教師とよく相談のうえ、方向性を定めていく方針。「牧場(テンコーTC)との連携もハッキリと掴めてきたことですし、続戦でも放牧を挟む形になったとしても、しっかり仕上げていきたい」(師)と思います。(HTC)

 

 

珍しく発馬で少し後手を踏み、序盤は後方から。

 

鞍上の内田Jも無理には行かせず、後方2番手で1コーナーを回ります。

 

一方、前はショウナンマルシェジェシーのハナを叩いたところへ「行くしかなかった」というケンホファヴァルトが絡んでいき、向こう正面で外から一気にハナを奪取。

 

その後もレースは淀みなく流れて5Fの通過タイムも1分を切り、先行勢にとっては息を入れられない展開になります。

 

そんな中、後方に構えていたクレッシェンドラヴと内田Jは3角手前で縦長になった馬群の外から位置を押し上げていき、3-4コーナーでは中団馬群の外まで進出。

 

そこから更に(内の差し馬が苦しくなった先行勢を避けて外に動いた影響もあって)4コーナーでは大外を回らされることになりますが、直線を向いてフォームを変えると追撃態勢に入り、内から1頭抜け出したシンギュラリティめがけて猛追を開始。

 

直線を向いた時点で前とは3馬身ほどの差があり、また相手も末脚自慢とあってその差をなかなか詰め切れなかったものの、坂を上りきったところで中山巧者の本領発揮。

 

急坂で脚色が鈍る他馬を尻目に衰えない伸び脚で前を行く馬に並んで交わし、最後はこれにクビ差を付けて、オープン入りを決めるゴール板を駆け抜けました。

 

 

 

・・・ということで、クレッシェンドラヴの春シーズン初戦にして準OPでの2戦目は、堂々の差し切りで見事に1着(4番人気)という結果になりました!

 

近2走の相手関係や競馬内容から準OPでの地力上位は既に明白だったと思いますが、それにしても今回は強い競馬、良い勝ち方をしてくれたなあと。

 

ここは少頭数戦ながら序盤からペースが流れてくれたうえ、前述のように先行勢に息が入らず差し馬優位の流れになったこと、持久力比べの競馬になったことも幸いだったと思いますが、それでも本来なら内でロスなく立ち回り、最小限の動作で先行馬を交わして敢然と先頭に立ったシンギュラリティが勝っているレース。

 

それを相手に内外の差をものともせず、最後は馬体を合わせての脚比べに持ち込んだうえに力ずくで捕らえてしまうのですから、相手にしてみればただただ組み合わせが悪かったの一言で、内田Jと林先生が口を揃えて「強い競馬」だったというのも納得ですよね。

 

また、2着馬ウインイクシード(同日の中山9Rを3馬身差で圧勝)を一瞬で突き放した2走前でもそうでしたが、やはり中山でスムーズな競馬をすると、坂上での最後のひと伸びが違うなあと。

 

あの脚があれば上のクラスや重賞戦の相手関係でも出番があって良いと思いますし、これでレース前に書いた「秋はオールカマーから」という妄想も、いよいよ現実味を帯びてきたでしょうか。

 

 

さて、これでクレッシェンドラヴは堂々古馬オープン馬の仲間入りとなり、クラブとしても個人としても昨秋に一足早くOP入りを果たしたディメンシオンに続き、5歳世代から2頭目古馬オープン馬が誕生するという慶事にもなりました。

 

元よりデビュー前からOPクラス、どころかクラシック戦線での活躍が期待されていた一頭とはいえ、デビュー前に「オープンで活躍できる」と言われた中で実際にオープンに上がれる馬がほんの一握りに過ぎないというのは言わずもがなのことで、この馬も実際に全く芽の出ない時期を経験しているだけに、ここまで上がってきてくれたことは感慨深いというか何というか、本当に素晴らしい事だなあと。

 

あらためて当時を振り返ってみると本当に色々なことが思い起こされますが、デビュー直後の試行錯誤と暗中模索の時期を乗り越えて結果を出してくださった二ノ宮厩舎の方々、また受けたバトンを少しでも遠くへ届けようと努力してくださっている林厩舎の方々という新旧の厩舎陣営、内田Jを筆頭に過去に手綱を取ってきてくれたジョッキーたち、そして何よりクレッシェンドラヴ自身のここまでの頑張り、それらの全てに今は感謝の気持ちで一杯。

 

そして、倶楽部の看板を背負う東の総代として今後も末永い健勝、そしてもちろんオープンクラスでの更なる活躍にも期待したいと思います。