(広尾サラブレッドクラブ様より許可をいただき、公式サイトの情報を転載しております)
クレッシェンドラヴ
18.03.28
美浦トレセン在厩。昨日、調教の前運動の際に立ち上がって脚を滑らせ、尻もちをついてしまったため、以降はケアと様子見に専念。追い切りを控える必要があることから、やむなく直近での出走は見合わせることになりました。
「レントゲン検査で骨に異常はありませんでしたが、尻もちをついた際に筋肉を伸ばしたような格好になって、どうやらその痛みが出ている模様。病名としては、左臀部の筋挫傷とのことでした。今は痛み止めを入れて、良化傾向にはあるものの、まだ8の字に回すと蹄踵を僅かに浮かせる感じですので、多少の違和感が残っている状況かと思われます。いったん放牧を挟むかどうかなどについては、『もう数日ほど様子を見ていきながら』と獣医師。引き続き見解を聞きつつ経過観察を行い、判断していきたいと考えます。全休日明けで周りの馬もバタバタしており、自身も余計に煩くして、他厩舎の馬につられてワーッとなってしまった形。管理には常に細心の注意を払っていますが、いずれにしましても、競馬の直前にご迷惑をおかけいたしまして、誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます」(林調教師)
今週末のレースでの1000万条件勝ちを期待されていたクレッシェンドラヴですが、「調教の前運動の際に立ち上がって脚を滑らせ、尻もちをついてしまったた」事による「左臀部の筋挫傷」によって今週末のレースを回避、まずは回復に専念することとなりました。
先月末の転厩からはや一月、この中間からは林厩舎流の調整が始まり、新しい環境にも慣れ、いよいよ実戦で「新生クレッシェンドラヴ」の走りを見せる時…と思われた矢先の一頓挫。
上位人気&勝ち負けが濃厚と思われたレースを目前にしての頓挫は痛恨ですし、出資馬初となる1000万勝ちの期待が大きかっただけに、ただただ残念の一言で…
生き物が相手だけに不意の事はどうしようもないのでしょうが、普段からテンションが高いと言われている馬だけに、順応しきっていない環境では取り扱いが難しかったのかなあ…と思ったりしないでもないですが、起こってしまったことは仕方ありません。
林先生の談では放牧を挟まず続戦していく目もあるような感じですし、長期の離脱までは見込まなくて良いのかなあとは思いますが、ここから状況が悪化していかない保証もありませんから、今は筋挫傷の症状がこのまま快方へと向かってくれること、そして新たな問題が見つからないことを祈るばかり。
まだまだ先の長い馬ですので、今はただただ故障の全快、そして一日も早い戦線復帰を心待ちにしたいと思います。