hakuと愉快な仲間たち(本館)

一口馬主の事を徒然と。

【現在の出資馬】 14年産(現4歳世代)→ディメンシオン/クレッシェンドラヴ/ブライトメモリー 15年産(現3歳世代)→フッフール/パワーバンド/エンジェルリード 16年産(現2歳世代)→グランソヴァール(スイートマカロン'16)/ストームハート(Miss Fear Factor'16)/エレナレジーナ(フェニーチェ'16)/スパーブアゲイン(ウェルシュステラ'16) 17年産(現1歳世代)→ハイアーラヴ'17/スイートマカロン'17 18年産(当歳世代)→ゴッドフロアー'18

ゼロカラノキセキ引退、お疲れ様でした

 
(広尾サラブレッドクラブ様より許可をいただき、公式サイトの情報を転載しております)
 
 
 
ゼロカラノキセキ
 
 
17.12.05
 
患部の痛みが落ち着いてきたことから、本日、いったん近郊のリバティホースナヴィゲイトへ移動。近日中に競走馬登録を抹消することになりました。なお、出資会員の皆様には、抹消に関する諸手続きが完了し次第、詳細を書面にてお送りいたしますので、発送まで今しばらくお待ちください。
 
 
17.12.06
 
本日、競走馬登録を抹消いたしました。なお、出資会員の皆様には詳細を書面にてお送りいたしますので、到着まで今しばらくお待ちください。皆様からのご支援、ご声援に対しまして心より御礼申し上げますとともに、アクシデントによる急な引退となりましたこと、深くお詫び申し上げます。
 
 
 
先週の調教中に右前種子骨を骨折、獣医師から「現役続行は難しい」と診断されていたゼロカラノキセキが、今日付けで競走馬登録を抹消しました。
 
近走内容から現級の突破、そして中央初勝利はもう目の前という雰囲気があっただけに、調教中の骨折によって無念の故障引退となってしまったことは本当に残念でなりません。
 
 
同世代のベイビーティンクと同様、広尾TCへの正式入会と同時に出資した、スイートマカロン'13ことゼロカラノキセキ
 
育成段階での頓挫の影響でデビューが遅れ、美浦トレセンへの初入厩は3歳の3月と、同世代の4頭(アカラ、ベイビーティンク、ルックオブラヴ、ゼロカラノキセキ)の中で最後の入厩となりました。
 
この時点で同世代の他3頭は既にデビューも済ませており、それまでの経緯から「デビューは出来ても、勝ち上がりを望むまでは…」と、勝ち上がりに対してはかなりネガティブに考えていたことを覚えています。
 
 
しかし、いざトレセンレベルでの調教に入ると評価が一変。
 
速いところを乗ってもへこたれない強さ、そしてスピード能力の高さを感じさせる動きを見せ、実戦への期待度が一気に上昇することに。
 
トレセンに入って「牧場では問題なく乗り込めていたが、実戦形式の調教ではついて行くのがやっとで…」と評価が下がることはあっても、この馬のように「トレセンに入って評価が良い方向に大きく変わる」ことは、かなり珍しいのではないでしょうか。
 
 
迎えたデビュー戦は9着に終わりましたが、これを叩いて臨んだ2戦目では大きく変わり身を見せ、2着に敗れたものの中央初連対をマーク。
 
その後は人気を背負いながらも勝ち切れないレースを続けたものの、スーパー未勝利への出走権利を捨て「ラストチャンス」として挑んだ川崎の交流未勝利戦・オーガストフラワー賞を見事に勝利し、悲願の初勝利を達成。
 
私にとってもこれが一口初勝利で、それまでの苦労と合わせて今でも思い出深い一勝です。
 
 
その後も堅実に走り続け、500万条件昇級初戦では10番人気の低評価ながらあわや勝ち切るかという見せ場を作っての5着、以降も9戦して掲示板を外したのが3度だけという抜群の安定感を見せ、中央未勝利の身ながら獲得賞金は1600万円オーバーという孝行馬に。
 
近走は距離が少し長いかと見られていた1700m戦でも安定した結果を出し、得意の1400m戦に戻して今季こそは中央初勝利を・・・と息巻いていた矢先の故障。
 
 
過ぎてしまったことではありますが、今後の更なる活躍を期待していた一頭だけに、重ね重ね残念です。
 
 
 
また、私にとってゼロカラノキセキはもう一つ、一口出資の輪を広げてくれた馬でもありました。
 
例えば、デビュー前のパワーバンドスイートマカロン'16は「ゼロカラノキセキの半弟だから」というのが主な出資理由でしたし、現役で頑張ってくれているエンジェルリードも「ゼロカラノキセキと同じ尾関厩舎の管理馬だから」出資を決めたという背景があるなど、人馬を問わず色々な縁を結んでくれた一頭。
 
 
人や馬との様々な繋がりを作ってくれた馬、そして一口初勝利をプレゼントしてくれた出資馬として、私にとっては生涯忘れ得ぬ一頭です。
 
 
 
・・・その他にも書くネタが山ほどある馬で、文章にするとまだまだ長くなるので、今回はこの辺にしておきます。
 
 
ハナシの主役となるゼロカラノキセキは現在、現役時代に外厩先として使っていたリバティHNに移って更なる移動のタイミングを窺っているよう。
 
ここから機を見て北海道へ戻り、牧場へ帰ることになる…と思うのですが、競走馬登録の抹消によってゼロカラノキセキは「クラブ所属馬」ではなくなってしまいますから、ここから先のことは、もしかしたら「近況」としては発表されないのかもしれません。
 
幸いなことに、クラブの情報によれば繁殖には上がれるという事ですから、まずは住み慣れた(?)外厩先でゆっくりと休んで患部を治し、里帰りの準備を済ませてもらいましょう。
 
 
さて、突然のアクシデントによって強要される形になってしまいましたが、ここからは「母」ゼロカラノキセキの挑戦が始まります。
 
引退後の競走馬にとって、繁殖としてのステージが用意されているという事は本当に幸運ですし、競走馬とその出資者として彼女の競走生活に少しでも関わった者にとっても喜ばしい限り。
 
競馬場で産駒の活躍が見られる日を、そして、いつか北海道で再び会える日を、心から楽しみにしています。