(広尾サラブレッドクラブ様より許可をいただき、公式サイトの情報を転載しております)
キングオブハーツ
17.11.30
栗東トレセン在厩。今週もウッドにて3頭併せの真ん中で追い切られました。
「まだ体が出来ていない段階ですので、走りがワンペースになるかと思って見ていましたが、終いもしっかりと脚を使って11秒台。今週もまた予想していた以上の動きでしたね。柔らかいというよりも、まだ緩さが目立つ状況。それでこれだけ動けていれば、初戦から面白いかもしれません。デビュー戦は、12月10日(日)中京5R 2歳新馬(芝2000m)。鞍上は、荻野極騎手の予定です」(野中調教師)
来週の日曜中京5R・12月10日(日)中京5R メイクデビュー中京(2歳新馬、芝2000m)への出走に向けて栗東で調整が続けられているキングオブハーツですが、先週に続いて今週もCWコースで時計を出し、1週前追い切りをきっちりと消化しました。
追い切り時計は媒体によってバラ付きがありますが、クラブの調教情報では
17.11.29 | 荻野極 | 栗東CW
良 6F
|
-88.1-70.6-54.6-39.7-11.8(8) 一杯追伸る
グリム(新馬)一杯の外を0.4秒先行0.2秒遅れ
|
となっていますね。
専門誌とのタイム差も最大で0秒2程度ですし、ラスト1ハロンで11秒8を計時しているのは専門誌・クラブ公式情報の共通事項ですから、今週も合格点以上の動きだったと言って良いはず。
この内容は野中先生としても「今週もまた予想していた以上の動き」だったようですが、ラスト1Fが11秒台という追い時計は先週に引き続いてのモノですし、緩さが残る中でもこれくらいの時計であれば安定して出せるようになっている、と考えて良いのではないでしょうか。
3歳の夏を越えてようやく本格化の兆しが見えてきた半兄に輪をかけて晩成の気が強いと見ていたキングオブハーツだけに、2歳秋の時点でこれだけ動けるというのは良い意味で予想外と思えるほどですし、これなら初戦からでも十分に期待ができるはず。
まあ、ハイアーラヴ'15ことキングオブハーツは「あの」クレッシェンドラヴの半弟でもありますから、新馬戦はあまりイレ込まずに見ておくのが精神衛生上良いのでは…と思っていたりもするのですが、野中先生から「初戦から面白い」と言われると期待してしまうのが出資者心というもの。
期待の良血馬が初戦からどんな走りを披露してくれるのか、来週のデビュー戦が待ちきれない思いです。