hakuと愉快な仲間たち(本館)

一口馬主の事を徒然と。

【現在の出資馬】 引退馬→ゼロレボルシオン/アカラ/ルックオブラヴ 13年産(現3歳世代)→ベイビーティンク/ゼロカラノキセキ 14年産(現2歳世代)→ディメンシオン(ミスペンバリー'14)/クレッシェンドラヴ(ハイアーラヴ'14)/ブライトメモリー(マジェスティックブライト'14) 15年産(現1歳世代)→フッフール(ベイビーローズ'15)/キングオブハーツ(ハイアーラヴ'15/パワーバンド(スイートマカロン'15)

育成馬近況いろいろ

 
(広尾サラブレッドクラブ様より許可をいただき、公式サイトの情報を転載しております
 
 
フッフール
 
17.05.26
 
坂東牧場在厩。おもにウォーキングマシン60分、ダク1000mの準備運動後、周回コースと坂路(週6本)を併用し、ハロン16~20秒ペースのキャンター3500mを乗り込まれています。
 
「馬体に少しずつ幅が出始め、筋力の向上によって軸がしっかりしてきた様子。これに伴い、走りに安定感が増し、道中でフォームを崩すようなことがなくなってきましたので、近いうちにもう一段ペースを上げ、改めて15-15を取り入れていければと思います。前向きすぎる性格をうまくコントロールしていきたいですね」(荒木マネージャー)
 
 
キングオブハーツ
 
17.05.26
 
坂東牧場在厩。ウォーキングマシン60分、ダク1000mの準備運動後、周回コースと坂路(週4~6本)を併用し、ハロン17秒ペースを上限として3500m程度を乗り込まれています。
 
「身のこなしが柔らかいだけではなく、ここにきて背中の使い方が良くなりつつあるようで、走行フォームにもそれが表れてきましたよね。それぞれの動作が段々と一つに繋がってきたということでしょうか」(荒木マネージャー)
 
「スケールの大きさに対して、体重が伴っていないあたりは、まだ成長途上である証拠。遅生まれのハーツ産駒ですから、やはり奥のあるタイプですよね。持っているモノはありそうですので、このひと夏でどれくらいの成長を見せてくれるかでしょう」(野中調教師)
 
 
パワーバン
 
17.05.26
 
シンボリ牧場内大瀧ステーブル在厩。この中間、左前に疲れがきたことから、現在はウォーキングマシン60分のみの調整となっています。
 
「少しずつ進めていく中で左前の球節に反動がきた形。検査した結果、種子骨炎との診断が下りました。獣医師によれば、『繫靭帯などが付着する大切な箇所でもありますし、まだ無理をするようなタイミングでもありませんので、当面は調教を控え、ケアと休養に充てた方が良いでしょう』とのこと。よって現在は脚元を考慮し、四肢の蹄鉄を外した状態で管理しています」(大瀧代表)
 
 
 
 
 
牧場や育成場、進度の速いものでは外厩にいる2歳馬たちの近況が更新されました。
 
元より成長待ちのフッフール、同じく動き出しが他馬よりワンテンポ遅れるのは既定路線という感じのキングオブハーツは良いとして、心配なのはパワーバン
 
北海道の木村牧場から美浦近郊の大瀧ステーブルに移動して乗り込みのピッチを上げてきた矢先、左前の球節に反動が見られ、検査の結果「種子骨炎」との診断が下りたとのこと。
 
 
この「種子骨炎」について詳しく書いてあるページ(【『馬事通信』 日高育成牧場発「強い馬づくり」最前線 育成馬の運動器疾患について】 http://www.equinst.go.jp/JP/arakaruto/baji/bt16-100901.html)を覗いてみると、
 
 
■種子骨炎
 
球節の過伸展や捻転が原因とされています。症状としては近位種子骨および繋靭帯(けいじんたい)付着部の熱感および触診痛、また軽~中程度の跛行を示します。診断は臨床症状の他に、主にレントゲン検査によって種子骨辺縁の粗造や線上陰影(図1:いわゆる“ス”が入る、という像)を確認することで判断されます。レポジトリーにおいても、本所見を気にされる購買者の方は多いのではないでしょうか?本会の実施した調査では前肢種子骨所見のグレードの高い馬(グレード0~3で評価されるうちの、グレード2以上)では、競走能力には影響を与えないものの、調教開始後に繋靭帯炎を発症するリスクが高まるとの結果が得られています。しかし、後肢についてはグレードが高くても調教やその後の競走能力に差はありませんでした。治療については、急性期は冷却および運動制限が有効です。また、最近ではショックウェーブ療法も実施され、良好な成績を上げているとの報告もあります。
 
とのこと。
 
 
専門的なワードが多数登場していますが、特に気になるのは「前肢種子骨所見のグレードの高い馬(グレード0~3で評価されるうちの、グレード2以上)では、競走能力には影響を与えないものの、調教開始後に繋靭帯炎を発症するリスクが高まる」という点。
 
症状が早めに落ち着いたとしても後々の憂いが残ってしまうようですし、あいにく今回の患部は後肢ではなく前肢ですので、「後肢についてはグレードが高くても調教やその後の競走能力に差はありませんでした」というのも対象外。
 
現在のパワーバンの前肢種子骨の状態がこのグレードの何段階目に当たるものかは分かりませんが、少しでも軽い状態であることを祈るばかりです。
 
出資した2歳馬の中で最も調教の進度が速かったパワーバンの頓挫は痛恨の極みですが、誰が悪いという訳でもありませんし、一番辛いのは他ならぬパワーバンド自身ですからね。
 
これで早期のデビューには赤信号が灯ってしまいましたが、まずは馬の状態が最優先。
 
適切な治療やケアで、少しでも早く快方へ向かってくれることを祈ります。